島崎藤村生誕150周年
犀の角×百景社 藤村プロジェクト2021-23 <木曽町ー辰野町ー上田市ー小諸市>

島崎藤村生誕 150 周年である本年、朗読と音楽による小さな舞台作品が、藤村ゆかりの県内4地域を巡演します。
旅の最後を締めくくるのは、若き日の藤村が詩から散文へと移行する重要な時期を過ごした小諸の地。足繁く通ったとされる中棚荘の、食事処はりこし亭にて行います。この地で生み出された藤村の文体を、朗読と音楽でお楽しみください。

日時

9月11日(日) 17時開演
(開場は開演の30分前)

会場

中棚荘 はりこし亭
小諸市古城 乙1210

*JR小海線・しなの鉄道線「小諸駅」より車で約6分
*上信越自動車道「小諸IC」より車で10分
*駐車場:はりこし亭横の駐車場をご利用ください。スペースに限りがありますので、乗り合わせでのご来場にご協力ください。

構成・演出:志賀亮史(百景社)
出演:山本晃子(百景社)、山﨑到子、寺下雅二
音楽:田中美恵子(Vn,Va)、永瀬惟(Vc)

チケット料金

一般/4,500円 U-22/2,500円

チケット予約

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企業紹介

百景社

2000年旗揚げ。茨城県にて活動を始める。
シェイクスピアなどの古典作品や文学作品を様々な角度から読み直し、現代にも通じる新たな景色を創造することを目指すという思いから劇団「百景社」となる。茨城県内での活動の他に国内各地、時には海外での公演活動も行っている。
2013年、茨城県土浦市に専用のアトリエを構え、自身の作品の創作、発表だけでなく、他地域の団体を招聘するなど「場」の運営も行なう。2021年4月からは百景社アトリエにてレジデンス・カンパニー制度を開始、新たな活動形態を目指し、活動している。

百景社ホームページ:http://www.hyakkeisya.org

犀の角

「犀の角(さいのつの)」は、上田市の中心地・海野町商店街の一角にあり、
劇場設備とカフェを持つ〈シアター〉と簡易宿泊施設の〈ゲストハウス〉からなる民間の文化施設です。
街の小さな銀行だった高い天井の建物に、舞台照明のバトンを張り巡らせた劇空間と、城下町の息遣いを感じることができる小さなゲストハウス。
ここは演劇や音楽、アート作品などを鑑賞しながら、訪れた市域住民、
アーティストやバックパッカーが相互に交流することができる街に開かれた非日常空間です。
中心商店街に、アーティストやバックパッカーによって多様な価値観や身体が持ち込まれる。
地域を活性化していくには、流行を追いかけ、モノを消費するばかりでなく、
優れた芸術作品や価値観の異なる他者、あるいは自分の外側にあるものと出会うことが必要だと考えます。
立ち止まり、考え、自分が信じてきた世界を一度疑ってみる。そんな未知なる世界との出会いが「犀の角」で生まれ、新しい価値が創られ、上田から発信されていく。そんな場を共創し作り出している。

犀の角ホームページ:http://sainotsuno.org/about/

はりこし亭

小諸城址”懐古園”の欅(けやき)を使い、土の壁が古き信州を偲ばせる「はりこし亭」。

善光寺への参詣者がそして北陸の大名の参勤交代が、通った北国街道沿いにあった旧家を移築し、平成14年の元日に開業致しました。

「はりこし亭」という名の由来は、島崎藤村の『千曲川のスケッチ』の中に。
「君はまだハリコシなどというものを食ったことがあるまい」という一節の「はりこしまんじゅう」(そば粉を原料とする焼き餅)からつけられています。

はりこし亭ページ:https://nakadanasou.com/meal/harikoshi/

藤村プロジェクト2021-23とは?

地域で活動する劇場/劇団として連携してきた、長野県上田市の複合文化施設「犀の角」と土浦市の劇団「百景社」が2021年、コロナ禍により創作活動に制限がかかるなか、文豪島崎藤村の木曽路を舞台にした小説「夜明け前」を取り上げ、3 年をかけて作品創作を行うプロジェクトを始動。昨年は『Before the Dawn 夜明け前 第一部』を犀の角で上演し話題となる。二年目となる今年は「藤村の言葉と出会い直す」をテーマに朗読公演を企画。犀の角では「夜明け前」を最初から最後まで少しずつ朗読していく『一坪半劇場 島崎藤村「夜明け前」を読む』が進行中。
《今年度の予定》
「藤村と出会う朗読と音楽のひととき」7月2日 於 山村代官屋敷(木曽町)/7月17日 於 小野宿・油屋(辰野町)/  8 月末 於 犀の角(上田市)/9 月 11 日 於 中棚荘(小諸市)
「一坪半劇場『夜明け前』を読む」通年(不定期開催)於 犀の角(上田市)

ドラマトゥルク:宮尾彰
音響・照明・舞台:合同会社犀の角
宣伝美術:小松順子
宣伝写真:安徳希仁
制作:根岸佳奈子
プロデューサー:荒井洋文
企画:合同会社犀の角
主催:一般社団法人シアター&アーツうえだ
後援:小諸市、小諸市教育委員会

 

お問い合わせ

TEL:0267-22-1511

犀の角 メールinfo@sainotsuno.org (担当:加藤)

中棚荘の取り組み 地元魅力の再発見

3密のない旅への取り組み

はりこし亭

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信州・小諸は、小諸城(現・懐古園)の城下町、そして善光寺に通じる北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町で、昔町の面影を色濃く残しています。 また、島崎藤村が「小諸時代」といわれる足掛け7年間をすごし、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」(島崎藤村『千曲川スケッチ』より)と考え、ついに文学者として生きようと、決意した地でもあるのです。 そんな、小諸にある「隠れ宿」が中棚荘。 島崎藤村ゆかりの宿で、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」をテーマに宿を営み、当主で5代目を数えます。 中棚荘は、平成館、大正館、そして登録有形文化財の食事処「はりこし亭」の3つの建物があります。 小さな宿ではありますが、どうぞごゆっくりとお過ごしください。