ようやく寒さが緩み始める信州・小諸の4月。森歩きが気持ちよい季節の到来です。

明治の文豪島崎藤村が癒された『中棚温泉 中棚荘』では「はじめての大人の自然観察」を開催します。

近代から現代に至るまで、信州は、島崎藤村初め、多くの文豪・詩人が豊かな自然環境の中、執筆をした地域です。自然から様々なインスピレーションを得ていたのではないでしょうか。

4月末、森では「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」と呼ばれる可憐な草花が咲き、あちこちから野鳥たちの美しいさえずりが聞こえます。ネイチャーガイドから草花や野鳥の観察や生態を聞き、春の自然の見かたを学ぶことで、この時期限定の信州の魅力を満喫することができます。

魅力ポイント1 野鳥のさえずり

春の野鳥たちにとっては恋の季節です。異性にアピールするために「さえずり」、自らをアピールします。美しい声はこの時期ならではです。

魅力ポイント2 春限定の山野草

森の芽吹きは地面に近い草花から、より高い樹木へと順々に移り変わっていきます。信州・小諸の春の時期は、小さな山野草の世界が広がっています。

魅力ポイント3 ガイドの説明

自然ガイドは、別名「インタープリター(翻訳者)」と呼ばれています。彼らの生き様に隠された不思議を解き明かしながら、森の中を歩きます。

イベント詳細

日時 4月24日(日) 10時〜12時30分

対象 大人(中学生以上)

料金 2,500円/1名(税込)

定員 15名

集合・解散 安藤百福記念自然体験活動指導者養成センター 第2駐車場

服装・持ち物

帽子、長袖、長ズボン、飲み物

双眼鏡(お持ちでない方はレンタル品を貸し出します)

予約

中棚荘TEL:0267-22-1511

ガイド:井上 基

奈良県出身。大学では地学を学び、卒業後は、奈良県で県立高校理科教諭として10年勤務。在職中の教員海外派遣をきっかけに退職し、1年間の世界の地学ポイントを巡るバックパッカーの旅へ。帰国後長野県へ移住し、約10 年軽井沢で自然ガイドとして勤務。現在は、ガイドである一方、農薬・化学肥料を使わない野菜とお米作りの農家、竹林整備活動などを行う地域活動家でもある。


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中棚荘の取り組み 地元魅力の再発見

3密のない旅への取り組み

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信州・小諸は、小諸城(現・懐古園)の城下町、そして善光寺に通じる北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町で、昔町の面影を色濃く残しています。 また、島崎藤村が「小諸時代」といわれる足掛け7年間をすごし、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」(島崎藤村『千曲川スケッチ』より)と考え、ついに文学者として生きようと、決意した地でもあるのです。 そんな、小諸にある「隠れ宿」が中棚荘。 島崎藤村ゆかりの宿で、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」をテーマに宿を営み、当主で5代目を数えます。 中棚荘は、平成館、大正館、そして登録有形文化財の食事処「はりこし亭」の3つの建物があります。 小さな宿ではありますが、どうぞごゆっくりとお過ごしください。