ごあいさつ

中棚荘のホームページにようこそお越しくださいました。

信州・小諸は小諸城(現・懐古園)の城下町、そして善光寺に通じる北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町で、昔町の面影を色濃く残しています。
また、島崎藤村が「小諸時代」といわれる足掛け7年間をすごし、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」(島崎藤村『千曲川スケッチ』より)と考え、ついに文学者として生きようと決意した地でもあるのです。

そんな小諸にある「隠れ宿」が中棚荘。
島崎藤村ゆかりの宿で「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」をテーマに宿を営み、当主で5代目を数えます。

中棚荘は、平成館、大正館そして登録有形文化財の食事処「はりこし亭」の3つの建物があります。
小さな宿ではありますが、どうぞごゆっくりとお過ごしください。

荘主:富岡正樹

当館は、明治31年創業の老舗ではありますが「新鮮にして簡素」をテーマに、肩肘張らずに過ごすことのできる宿をめざし、切磋琢磨しております。

温泉は島崎藤村入浴時代の鉱泉とは別に、源泉で40度近くある温泉を新たに掘削いたしました。この温泉は肌触りのいいやわらかな湯で、美肌の効能もたっぷり。

どうぞごゆっくりとお過ごしくださいませ。

日照時間が長く寒暖差のある土地柄から、美味しいブドウの生産にも最適な小諸。
中棚荘でも自前のワイン畑を持って、オリジナルワインをつくっています。

生産量が限られますので他ではまず手に入りません。
注文いただければ夕食に中棚荘オリジナルのワインをお出しすることもできますし、売店で購入も可能です。

また、旧家「はりこし亭」を使ってワインを飲み、和食を味わいながら一流の音楽を観賞するという贅沢なコンサートも企画していますので、中棚荘からの情報発信にご注目下さい。

拙いワインではありますが、ワイン好きの方ならぜひ中棚荘でワイン談義に花を咲かせましょう。

女将:富岡洋子

大きな規模の旅館ではありませんので、料理に至るまですべて基本をおろそかにしない手仕事を大切にしております。
なかでも中棚荘のお食事は大変好評で、横田顕総料理部長、髙橋料理長の2人が中棚荘の料理を支え、この地ならではのこだわりの味をお楽しみいただけます。

もうひとつの魅力「はりこし亭」は、北国街道沿いに建てられていた江戸時代の古民家(藍染めの染物屋)が取り壊しの危機にあったため、移築保存したものです。

料亭上がりの横田総料部長が自らそばを打ち、そして創作料理に腕をふるいます。

昼の部、夜の部とありますが、夜の部は予約制となっております。

ぜひ小諸にお越しになった際にはお立ち寄り下さい。

宿泊の方には連泊をして頂き、ふたりの料理長の自慢の味をお楽しみいただければと思います。

中棚荘ではハイキング教室、スケッチ教室など数々のイベントも毎月のように行なっておりますので、ぜひそちらもお見逃しなく。

また私事で恐縮ですが、最近始めた趣味にバイクツーリングがあります。
勉強を兼ねた「諸国行脚」といったかたちで、あちらこちらに出かけております。
ぜひ、ツーリング談義に花を咲かせましょう。