「はりこし亭」の名物料理「花かご御膳」の内容が変わりました。「料亭仕込みの横田料理長の味を堪能するなら、そばと、小鉢が味わえる『花かご御膳』がおすすめです!」(グルメライターの板倉あつしさん)と、プロのグルメライターさんをうならせる「花かご御膳」ですが、リニューアルをしましたのでご報告します。

「君はまだハリコシなどというものを食ったことがあるまい」(島崎藤村)

はりこし饅頭は昔ながらのレシピにひと工夫して、お酒のつまみになる味わいになっております。どうぞご賞味下さい。
島崎藤村の『千曲川のスケッチ』に、「君はまだハリコシなどというものを食ったことがあるまい」と記されているのが、はりこし饅頭です。

そうなんです! 「はりこし亭」という店名もここからきているのです。

小諸市産の鞍かけ豆(ひたし豆)が美味しく炊けました。「花かご御膳」にて提供しております

小諸市産の鞍かけ豆(ひたし豆)が美味しく炊けました。「花かご御膳」にて提供しております

はりこし饅頭
長野県の佐久、小諸エリアの郷土料理で、そば粉を原料とする生地に、ショウガやネギ、みそを混ぜた焼き餅の一種。椀に入れたそば粉でつくった生地を丸め、本来は囲炉裏の灰の中で焼いて作る郷土料理です。現在ではそば粉の代わりに小麦粉を代用することも多くなりました。梁(はり=柱の上にはり渡し、屋根を支える材)を越すほどに高く積み上げたことが名の由来とか。2016年8月8日(月)放送の『松岡修造の 食いしん坊!万才』でも作り方が(このときには小麦粉を使っています)放送されています。
国の登録有形文化財「はりこし亭」

国の登録有形文化財「はりこし亭」

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昔ながらの欅(けやき)を使い、土の壁が古き信州を偲ばせる「はりこし亭」。善光寺への参詣者が、そして北陸の大名の参勤交代が通った北国街道沿いにあった旧家を移築し、平成14年の元日に開業致しました。 「はりこし亭」という名の由来は、島崎藤村の『千曲川のスケッチ』の中に。 「君はまだハリコシなどというものを食ったことがあるまい」という一節の「はりこしまんじゅう」(そば粉を原料とする焼き餅)からつけられています。