中棚荘にもゆかりの深い文豪・島崎藤村。明治32年4月、28歳のときに小諸義塾の国語・英語の教師として小諸へ赴き、6年余を過ごしました。小諸市では、『第23回小諸・藤村文学賞』の作品を募集しています。藤村没後50年・生誕120年を記念し、平成4年設けられた文学賞です。ふるってご応募下さい!

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「小諸なる古城のほとり」に登場の中棚荘

「小諸なる古城のほとり」  -落梅集より-
                             
小諸なる古城のほとり 雲白く遊子(いうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず 若草も藉(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ) 日に溶けて淡雪流る

あたゝかき光はあれど 野に満つる香(かをり)も知らず
浅くのみ春は霞みて 麦の色わづかに青し
旅人の群はいくつか 畠中の道を急ぎぬ

暮行けば浅間も見えず 歌哀し佐久の草笛(歌哀し)
千曲川いざよふ波の  岸近き宿にのぼりつ(←この「岸近き宿」が中棚荘です)
濁り酒濁れる飲みて(←この濁り酒が大塚酒造の『浅間嶽 にごり酒』) 草枕しばし慰む

小諸市が平成4年に「小諸・藤村文学賞」を創設

小諸市では、藤村没後50年・生誕120年を記念し、平成4年に「小諸・藤村文学賞」を設け、 随筆(エッセー)を全国から募集しています。
『第23回小諸・藤村文学賞』一般の部の締切は、1月31日(火)です。
未来の文豪を夢見て、中棚荘の大正館「藤村の間」にお泊りいただき、ぜひ、創作に勤(いそ)しんでください。

『第23回小諸・藤村文学賞』の内容

●作品内容=随筆・エッセー。題材・テーマは自由。島崎藤村や小諸に関わりがなくてもかまいません
●応募方法=400字詰め原稿用紙(A4判またはB4判)またはパソコンの場合A4判20字×20行で、題名(1行分)を含め、一般の部は10枚程度(上限11枚)
入選作品の著作権は、主催者である小諸市に帰属
応募作品は返却されません
●賞状・賞金=入選者には賞状と賞金が贈呈。一般の部は、最優秀賞1名(30万円)、優秀賞2名(10万円)、佳作若干名(2万円)
●発表=2017年6月下旬までに、入賞者本人に直接連絡
●表彰式=2017年8月21日(月)に長野県小諸市で実施
●主催=小諸市・小諸市教育委員会

問い合わせ先 小諸市教育委員会 生涯学習課「小諸・藤村文学賞」事務局
住所 長野県小諸市相生町3-3-3
電話 TEL:0267-22-1700(内線2281/2283)/FAX:0267-23-8857
E-mail bungakusho@city.komoro.nagano.jp
公式HP http://www.city.komoro.lg.jp/doc/2015113000128/

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中棚荘

信州・小諸は、小諸城(現・懐古園)の城下町、そして善光寺に通じる北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町で、昔町の面影を色濃く残しています。 また、島崎藤村が「小諸時代」といわれる足掛け7年間をすごし、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」(島崎藤村『千曲川スケッチ』より)と考え、ついに文学者として生きようと、決意した地でもあるのです。 そんな、小諸にある「隠れ宿」が中棚荘。 島崎藤村ゆかりの宿で、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」をテーマに宿を営み、当主で5代目を数えます。 中棚荘は、平成館、大正館、そして登録有形文化財の食事処「はりこし亭」の3つの建物があります。 小さな宿ではありますが、どうぞごゆっくりとお過ごしください。